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G.11 メンバーオフセットとプレートオフセット

構造物のメンバーまたは要素には、生成されたジョイントと一致せず、オフセットを生じるものがあります。このオフセット距離は、全体座標系またはローカル座標系に基づいて指定されます(つまり、生成されたジョイントからのX、Y、およびZの距離)。

このオフセット結合によって発生する2次的な力は、構造物を解析する際に、また個々のメンバー力または要素力を計算するためにも考慮されます。

メンバーの場合、メンバーの新しいオフセット中心は、生成の始点または終点となることが可能であり、新しい作用点もまたメンバーの新しい始点または終点となります。そのため、そのメンバーの始点、または終点からの任意の参照は、常に新しいオフセット点からになります。

メンバーオフセットの例

作用点(WP)の例

上図のWPは、メンバーの始点、または終点の図心の位置を示しています。

MEMBER OFFSET
1 START 7
1 END -6
2 END -6 -9

プレートオフセットの例

要素のオフセットで表される作用点(WP)の例

UNIT INCH
ELEMENT OFFSETS
1 JT1 LOCAL 6 0 -4
1 JT2 LOCAL 6 0 -4